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2007年11月 アーカイブ

2007年11月02日

11月2日のひとこと

早朝、一時間ほど家の近所を軽く走ったり、歩いたりする事がある。犬の散歩をしている人達と出会う。日の出真近に公園などでは彼等が、犬を連れて四人、五人と集まってくる。
何々チャン元気だったと、犬に話しかける。犬同志が後足だけで立ち上がり、前足で互に抱き合う様にする。再会を喜んでいるかの様に、そして井戸端会議。犬を仲立にした交流会なのだ。皆、楽しそうである。一見すると、サングラスをかけ、パンチパーマでごっつい感じで、あちらのスジの方かと思える人がいる。連れている犬は両手に入ってしまいそうなぐらい小さく、姿は「バンビ」の様に可愛いらしい。
このコントラストが何んとも面白い。上品な感じで小柄な中年のご婦人が、大型のボクサー犬に引きづられる様にして歩いている。全く相反する様な犬を連れている人達というのは、憧れか、自己表現で自分にもそういうところがありますというのか。こんな事を考えながら公園を通り過ぎる。
多分ニヤニヤしながら私は歩いているのだろう。
それにしても何んと犬の種類の多い事。又犬を連れて散歩する人の多い事か。雲の合間から大きな真赤な太陽がゆっくりと昇って来た。
「きれいだ!」手を合わせる。「ありがとうございます。」

2007年11月09日

11月9日のひとこと

先日何気なくテレビを見ていたら、スイスのツェルマットが映った。十五年ほど前になろうか、妻と共にツアー旅行に参加し、訪れた事があった。電気自動車しか走れない町、マッターホルンの登り口の町。町というより村という方がピッタリの小さな花の多い所であった。「マッターホルンに出会う。」私の夢の一つであった。あの三角形の異様な形の山に出会うのが・・・・・。しかし十回行って十回とも見られなかったという人がいるくらい、いつも雲をかぶっている山でもあった。夕方ホテルに到着。七時からディナー。二時間ほど自由時間。それでは少し散歩でもしようかと、二人で町の奥の方へ細い道をゆっくり登って行った。曲がりくねっていた道が突然開けた。そしてそこには紛れもなく夕日に輝くマッターホルンの神々しいまでの姿がドーンと・・・・・。明日見に行くはずだった。見る事が出来ないかもしれないと思っていたマッターホルン。言葉が出なかった。ただ五分ほど呆然と立ちつくした。背中がブルブルと震えるのがわかった。二人とも無言。興奮さめやらずホテルへ。七時にホテルのレストランへ。「あれどうしたんだろう停電かな?」明かりが消えていてボーッとしか見えない。とその時、一斉に明かりがついて「ハッピーバースデイ」の大合唱。妻のテーブルの上にはバースイディケーキ。最高のバースデイになった。

2007年11月16日

11月16日のひとこと

昨夜は「第九」の練習日。「第九」を歌うのは二年振りの事。昨年の夏に長年の夢がかなってマーラーの「復活」をやったが、それ以来の為か、声が思うように出ない。「久方振りなんだなあ」と実感。
合唱指導の先生方が、親切に準備運動、発声練習とやって下さる。そしてドイツ語の発音、意味を、だんだん色々と思い出してくる。変に懐かしい感じがする。何度も「第九」はやっているのに、その都度新しい発見がある。
歌う人達は、今回も殆ど中年(いや老年?)である。特に男性軍は同級生的な人が多い。女性軍にちらほらと若いお嬢さんがいて一服の清涼剤。女性の数は男性の四、五倍と圧倒的。テナーは最も少なく、だいたいいつもの事であるが、「少数精鋭ですね」とか何人とか先生に煽てられ、大人数に立ち向かう。何度も何度も練習するうちに、四部門の音がうまく合って、良きハーモニーが醸し出された時の気分は又、格別。あっ、自分もこの中の一人だと。
全く知らない人達の中に夫婦で放り込まれた様は状況ではあるが、本番の頃には何人かの友達も出来る。
そして又それこそ何事も無かったかの様に別れて行く。「いつか会いましょうね」といいながら。

2007年11月23日

11月23日のひとこと

今日は私たちの結婚記念日。四十四年経つ。初めて会ってからでは軽く五十年を越える。あと六年で金婚式である。それまでそろって生きていられるかな?多分大丈夫?何かすっと来た様な気もするし、何か色々とあったような気もする。長かった様でもあり、短かかった様でもある。しかし一つ言える事は沢山の良き人達との出会いに恵まれ、好き勝手な事も出来、二人ともとても「幸福であった」と。
一昨夜も帝劇へ「モーツアルト」を見に行った。元宝塚のトップスターで私が娘のように可愛いがっていた「香寿たつき」通称「タータン」が出演するのを見る為である。入口でマネジャーから「帰りに楽屋の方へ寄って行って下さい」と言われる。劇は予想とはやや違って今風のモーツアルト劇という感じではあったが、途中から引き込まれた。
「タータン」の歌うメインテーマの旋律が良く、すぐ歌ってみたくなった。子作りに成功された市村正親さんはじめ出演された皆さん達が思いのほか(失礼)素晴らしく、名も知らぬモーツアルト役の青年にも豊かな才能を感じた。「タータン」も宝塚の男役風の歌い方がとれ、声量も上がり一段と良きエンターテナー振り、楽しかった。楽屋では「タータン歌うまくなったね」と挨拶代り、そして何年かぶりのハグハグ。かつてディナーショウで私の膝の上に座って歌ってくれた「可愛いい娘」この夜も又、本当に「幸福者」であった。

2007年11月30日

11月30日のひとこと

天津小湊温泉へ一泊して来た。
市原で高速を降り、297号線から養老渓谷へ、紅葉を見ようと、しかし、途中、大渋滞。
すぐ断念する。かつてゴルフの時に泊まった民宿や料理屋の前を通る。又いつかくるかな?
中野という小さな駅の構内に車を止め、近くのソバ屋さんへ昼食、11月の終わりとも思えないポカポカ陽気の中、ローカル色たっぷりの地に何か優しい感じがする。ソバもうまかった。大多喜城を散策、少し紅葉が見られる。
宿は内浦湾の西の端にあった、海に面していて絶景。堤防には釣人がチラホラと、のどかを絵にかいたよう。料理もおいしく、しかし量が多過ぎる。最近は本当に食べられなくなった。食欲と性欲は一致するとか、しないとか、これじゃいかんなと。湯はとても易しい、ほんの少しヌルッとするのが何んともいえない、長く入っていられ、寝てしまいそうになった。程よい疲れもあってか床につくやいなや、バタン、キュー。
翌朝、宿を出て一路「勝浦の朝市」へ。日本三大朝市の一つとか。かつて知ったる場所へ車をとめる。月曜日の朝という事もあり、市は地元の人のみでガラガラ。
妻、大活躍。重い荷物を持たされ車へ。
帰りの道はすいていた。のんびりとした楽しい二日間であった。

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