人の人生の行方が、時に分かることがある。
何が何でもそっちへ行ってはいけないという時がある。
しかし、人生『誤解と錯覚』の連続。
第三者なら分かることでも、本人が分かるとは限らない。
仮に分かっていたとしても、行ってしまうことがある。
ある女性30歳。離婚が成立して独り身になり、張り切って仕事に勢を出し始めた矢先、半ヤクザに誘われた。
『君の会社を作る。社長になってくれ。年収一千万は保証する。』
誰が信用するかと思うような話であるが、彼女はそれに乗った。
『そっちへ行っちゃ駄目だ!』と何度も強く止めたが・・・・
会社に多額の借金でもさせ、責任を全部代表者の彼女に押し付けてぐらいの予想は誰しもつく。
名刺に代表取締役社長と自分の名前が書かれているのを私に見せて、ニコニコと笑っていたのが昨日のことのように思い出される。
それから3年後、彼女は帰らぬ人となってしまった。