「クラシックを友として」少し気障なセリフですが、今まで生きてきた中で「クラシック」とは本当に良いつきあいをさせてもらっている。
小学校の5年生のとき、日比谷公会堂でベートーヴェンの「第九交響曲」を聞いたのが最初のつきあいだと思う。
演奏後、5分位立ち上がれなかったことを記憶している。
何か、体中にビリビリと電気が走った様な、興奮を覚えた。
この「第九」を自分が舞台で歌うようになるとは・・・
大友直人さんの指揮で、初めて歌ったときの感動を今も忘れない。
ドイツ語に接するのも初めて半年の練習期間があったのだが、最初の数回で、妻と
「やめようか、とてもついて行けない。」
「でも、もう少しやってみましょう。」
全く頭に入ってこなかったドイツ語が3ヶ月目くらいから、メロディにのって出てくる様になった。
初舞台には感動に打ち震えながら、それこそ胸をはって、心から歌った。
アンコールを受けながら、涙をこらえるのが精一杯であった。
やれば、出来る、50の手習い、何とかなるものだ。
こういう舞台に立てて感謝、感謝であった。